簡単にうつ病とはどんな病気なのか紹介します
まずはじめにうつ病は病気です、気力や頑張りでは治りません!!。
・うつ病とは?
人は誰でも失敗したり、悲しいことが起きたりすると疲労、不安、焦りなどで
憂鬱な気分になります。これが続くと「うつ状態」です。
たいていの人は時間がたてば回復しますが、
この状態が2週間以上続き、やる気がおきない、マイナス思考、体調が悪いなど
日常生活に支障をきたしてくると「うつ病」です。
・医学的には
脳から体へ「歩く」「食べる」などの命令を伝えるように、心を安定させる
『セロトニン』『ノルアドレナリン』という神経伝達物質があります。
この『セロトニン』『ノルアドレナリン』が何らかの原因で不足して、
上手に伝達ができなくなりうつ病になると考えられています。
WHOによると日本のうつ病患者は約384万人(人口の3%)という調べがあります。
これは治療を受けているうつ病患者の人数で、
実際には1000万人以上とも言われています。
つまり、日本人の10~13人に1人はうつ病、うつ状態というわけです。
・うつ病の分類
うつ病は内因性、身体因性、心因性に分けることが出来ます。
・内因性うつ病・・・外からではなく、体質・性格の条件によって発症したうつ病
・身体因性うつ病・・身体の病気や服用している薬の影響で発症したうつ病
・心因性うつ病・・・精神的ショックや心理的ストレスで発症したうつ病
大うつ病・軽症のうつ病という、症状と経過時間により分けたりもします。
うつ病は躁うつ病と共に「気分障害」というように分類されています。
これは、気分が変調したり障害を起こす病気と言う意味です。
ちょっと誤解されそうな名前ですね。
・よくうつ病は「心の風邪」といわれます。
誰もがなる可能性を持った病気、正しい治療をすれば治ると思ってください。
決して「風邪ならすぐ治る」などと軽く考えないようにしましょう。
その誤解が後々うつ病患者、家族を苦しめる日が来るかもしれません。
私も最初は「すぐ治る、時間がたてばよくなる」と思い、
うつ病のことをちゃんと理解していませんでした。
結果、妻を何度も苦しめたと思います。
・うつ病は治る・・・と思います。
私は専門家ではありませんが、うつ病は治る人もいれば、
治らない人もいるのではないかと思います。
(勝手な推測です!)
専門医に相談し治療を受け、うつ病を正しく理解し治していきましょう。
正しい治療を受ければうつ病が治る確率は高くなります。
「休養」と「薬」と「周囲の理解・協力」が何よりも大切になります。
しかし、休養をとらなければいけないのにとれない(とらない)、
薬を指示通り飲まない、という事態が起きます。
そのとき「周囲の協力・理解」がある患者と、それがない患者では大きく変わります。
言葉にするのは簡単ですが、当然周囲(特に家族)の方にとっては、
つらい部分や苦悩があるでしょう。
しかし、理解、協力しようとする努力はすることです!。
周囲の人は、まず病気を理解することから始まります。